水虫検査の注意点!正しい検査が正しい結果に繋がる

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非常に身近な感染症の一つと言える水虫。

現在日本でも多くの人が感染していますが、症状が多彩なこともあり、診断するのが難しい感染症であるとされています。

今回はそんな知っているようで知らない水虫の話。なかでもあまり詳しく知る機会も少ない水虫の検査に関する話に触れてみたいと思います。

 

水虫を見分けるのは難しい?水虫の症状が異なる理由

 

まずは水虫とはどういったものかということについて説明します。

水虫は真菌の仲間である皮膚糸状菌が起こす感染症です。

皮膚糸状菌には白癬菌、表皮菌、小胞子菌などがあります。このなかでも水虫の原因として知られているのが白癬菌です。

 

この白癬菌は角質が豊富な皮膚、爪、毛髪などの表在部分に感染し様々な症状を引き起こします。

角質に感染した白癬菌はケラチンを餌として増殖します。その時、皮膚には炎症反応が生じ時に免疫反応も示します。

この時の炎症反応や免疫反応によって、痒みや角質の増殖、皮膚がはがれるなどの症状が生じます。

この反応が人によって異なるために同じ菌種であっても同じ症状が出るとは限らす、逆に異なる菌種でも同様の症状が現れたり、さらには細菌感染症の合併、アレルギー性の皮膚炎との鑑別が難しいなど皮膚真菌症は診断が難しい感染症と言われています。

 

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白癬菌の検査について:感染場所によって検査が変わる?

 

ここからは白癬菌の検査について説明します。

白癬菌は感染した場所等によって症状も変わりますが、見られる症状によって検査の方法、検体を採取する場所も変わってきます。

今回はそんな白癬菌の症状によって変わる検査について触れていきたいと思います。

 

白癬菌の検査には大きく二つの方法があります。

顕微鏡検査(直接鏡検)と培養検査です。

2種類の検査法
顕微鏡検査(直接鏡検):検体となる爪や皮膚などを薬品で溶かして、そこに感染している白癬菌を顕微鏡で直接探す検査法

培養検査:検体を専用の培地に植えて生えてきた菌を観察し菌種を特定する方法

 

どちらの方法でも共通して言えることは、いかに白癬菌が潜む場所を採取出来るかということにかかっています。

正しい個所を採取出来なければどんな検査も十分な結果は得られません。

なので、これから症状ごとに異なる採取の個所について触れていきたいと思います。

 

頭部白癬(しらくも)の場合

 

頭部白癬の場合は刃先の鈍ったメスなどで患部をこすり、皮膚糸状菌が寄生している毛髪、切れ残った毛髪、鱗屑などを採取します。

この時、糸状菌が確認できないこともあるため真菌培養も同時に実施すべきと言われています。

培養の検体を採取する方法としては上記と同様でも良いですが、湿らせたガーゼや無菌の歯ブラシ、ヘアブラシで患部を軽く10回ほどこすって採取するという方法もあります。

これらの方法のうち特にヘアブラシ法は検出率が高いとされています。

 

生毛部白癬(ぜにたむし、いんきんたむし)の場合

 

この場合は、病変の辺縁部に並ぶ丘疹の頂点や水疱がある場合はその水疱の皮を採取することが良いとされています。

注意点としましては、病巣の中心を採取するのではなく出来るだけ外側の健康な皮膚との境目辺りから採取することが良いとされています。

 

足白癬、いわゆる足の水虫の場合

 

この場合も生毛部白癬と同様のことが言えます。

まず、小さな水疱が出来ている場合ですが、この場合も同様で水疱の皮を採取すればほぼ菌要素を確認できるとされています。

水疱が確認しづらい場合はアルコール綿で皮膚を拭いてやると発見が安易になると言われています。

水疱が見つからない場合は水疱が破れて辺縁に付着している鱗屑を採取すると良いとされています。

この時の注意は皮膚から完全に浮いているものを採取するのではなく、皮膚に付着しているものを採取するべきとされています。

 

趾間型の場合も同様で病変の中央部から採取するのではなく病変の辺縁部、健康な皮膚との境目から採取するのが良いとされています。

趾間型や角質増殖型など目立った症状がある場合はその病変の個所を狙いがちになりますが、白癬菌は常に健常な皮膚に侵入しようとたくらんでいますので病変の辺縁部を狙うのが良いとされています。

 

爪白癬、爪の水虫の場合

 

爪白癬の場合は菌の侵入した箇所によって大きく3つにわけられます。

白癬菌が爪の先や辺縁部から侵入して生じる遠位・側縁爪甲下爪真菌症と爪の根元から真菌が侵入する近位爪甲下爪真菌症、爪の表面から侵入する表在性白色爪真菌症があります。

 

まず表在性白色爪真菌症の場合ですが、この場合は爪表面の傷から白癬菌が侵入するので検査をする際は変色している部分の爪表面を採取してやれば良いです。

 

続いて遠位・側縁爪甲爪下真菌症の場合ですが、この場合、白癬菌は皮膚を伝って爪の下へと侵入し爪の根元に向かって増殖します。

そのため爪の表面や伸びた爪の先を採取しても白癬菌が確認できないことが多いです。

(爪白癬が爪全体に進行して爪の表面が粗造となった場合には爪の表面にも白癬菌を確認することができます)

まずは爪切りなどで爪を切りとってやり、できるだけ正常部に近い爪病変部の爪床を採取するのが良いとされています。

もし爪の奥深くを採取出来ない場合は、爪甲剥離の下に存在する爪床を採取するのが良いとされています。

 

爪白癬だからと言って爪を採取するのではなく、出来るだけ病変の境目にある爪床を採取することが重要であるとされています。

 

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まとめ

 

以上となりますが水虫の検査を行う際の注意点としましては、検査を行う際はより菌の検出率が高い場所から検体を採取してやることが重要と言えます。

症状によって採取する場所は違って来ますが、共通している部分としては病変の中央ではなく辺縁部、健康な場所との境目にこそ白癬菌は潜んでいるのだと言えます。

正しい検体の採取が正しい結果を導くことに繋がります。水虫を調べる際にはこれらのことに注意していただけたらと思います。

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