病院vsドラッグストア 水虫治療の費用はいくら?安いのは?

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水虫を完治させるには、どの程度費用がかかるのでしょうか。

できることなら、安く早く治療したいですよね。

そこで今回は医療機関とドラッグストアで治療した場合、どちらのほうが安いのか比較していきます。

医療機関ならどこでも料金は一緒 ~診療報酬とは~

 

医療機関に入る診療報酬は、2年に1度、改定されるものでこれは公定料金すなわち、保険医療機関(美容外科など自費診療でない施設のこと)なら全国どこでも同じ料金となっています。

全ての医療行為や薬剤に点数がつけられており、1点=10円となっています。

医療行為は全てに点数化されていますが、薬剤は、製薬業者から納品されるため「薬価」と呼ばれる小数点以下の端数を含む「円」で購入され、保険請求の際に、五捨六入で最終的に点に直します。

つまり、薬価が105円であれば10点に、106円なら11点になる訳です。

ちなみに、診療所・クリニック・医院は呼び名が違うだけで、同じものです。そして、

病院について
病床数が20ベッド以上あるものを病院と呼びます。尚、大学病院など300床以上の大病院は、「紹介状を持たずに初診にかかると5,000円以上、その患者から徴取しなければならない」とされているので、治療費が高額になってしまいます。

※この記事では、大きな病院ではなく、町によくある皮膚科やクリニックでの診察を前提とします。

 

実際に計算してみた

 

病院にかかった場合の費用

 

【一回目】

初診料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・282(2,820) (診察関係)

排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査・・・50(500)  (診察関係)

微生物学的検査判断料・・・・・・・・・・・・・150(1,500) (検査関係)

検体検査管理加算()・・・・・・・・・・・・・ 100(1,000) (検査関係)

※これはその施設により40点~500点と幅がある。近所の中規模病院ならば大抵40点か100点だと想定

処方箋料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68(680)  (処方箋関係)

一般名処方加算1・・・・・・・・・・・・・・・ 6点(60)   (処方箋関係)

※いわゆる院外処方せんを出した場合。院内調剤・処方をしている医療機関はもう少し安くなる。

                                               

①医療機関の合計 656(6,560)←医療機関の収入

②患者の窓口負担 3割=1,968円→1,970円 、1=656円→660

 

【二回目】

次に2回目以降、薬だけもらうために受診したとします。診察料は再診となり検査済みなので顕微鏡検査はしません。

 

再診料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72(720) (診察関係)

外来管理加算・・・・・・・・・・・・・・・・・52(520)

 

処方箋料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68(680)  (処方箋関係)

一般名処方加算1・・・・・・・・・・・・・・・ 6点(60)

※いわゆる院外処方せんを出した場合。院内調剤・処方をしている医療機関はもう少し安くなる。

                                               

①医療機関の合計 198(1,980)←医療機関の収入

②患者の窓口負担 3割=594円→590円1=198円→200

 

【保険調剤薬局】

保険調剤薬局は施設基準などにより、薬局によって可算がついたりつかなかったりしますので若干変動します。

 

調剤基本料1・・・・・・・・・・・・・・・・・・41(410)

基準調剤加算・・・・・・・・・・・・・・・・・・32(320)

薬剤服用歴管理指導料・・・・・・・・・・・・・・53(530)

※いわゆるお薬手帳を、かかりつけ薬局に提示したか、提示が6か月以内か6か月以上で違う。(38点~53)ここでは一番高い場合を算定。

外用薬調剤料・・・・・・・・・・・・・・・・・・10(100)

薬剤料(ラミシールクリーム1% 10g)・・・・・・・3点(30円)

                                               

①保険薬局の合計 139(1,390)←保険薬局の収入

患者の窓口負担 3割=417円→420円 、1=139円→140

 

薬局の場合は、初診や再診であまり金額は変わりません。

さて、これらを合計すると、窓口負担3割の方で

 

初診の場合; 医療期機関の窓口負担1,970円+保険薬局の窓口負担420=2,300

再診の場合; 医療期機関の窓口負担590円+保険薬局の窓口負担420=1,010

計:3310円(薬は初診と再診で計2本購入)

 

ということになります。驚くのはラミシールクリームの10gの薬価が32.4円だということですね。そして、保険証を使うことで最終的に20gでなんと60円になってしまうという事です。

 

このように、いわゆるOTC(ドラッグストアなどで市販されている薬)と、薬局に納品されている薬には大きな価格差があることが分かります。

つまり、医療機関にかかった場合の負担金の多くは、診察料や調剤料などの人件費部分が大きい、と言えるでしょう。

なお、医療機関で処方される主な薬の薬価も調べてみました。(あいうえお順)

薬の薬価

アスタット軟膏1%(ラノコナゾール) マルホ 34.0円

アスタット外用薬1%(ラノコナゾール) マルホ 34.0円

エンペシドクリーム1% (クロトリマゾール)バイエル薬品 19.5円 先発

テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「F」 富士製薬 20.2円 後発

テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「トーワ」東和薬品 20.2円 後発

フロリードDクリーム1%(ミコナゾール硝酸塩)持田製薬 14.0円 先発

ボレークリーム1% (ブテナフィン塩酸塩)久光製薬 33.4円 先発

ボレースプレー1% (ブテナフィン塩酸塩)久光製薬 53.3円 先発 

マイコスポールクリーム1% (ビホナゾール)バイエル薬品 25.5円 先発

メンタックスリリーム1% (ブテナフィン塩酸塩)科研製薬 33.4円 先発

メンタックススプレー1% (ブテナフィン塩酸塩)科研製薬 59.5円 先発

ラミシールクリーム1% (テルビナフィン塩酸塩)田辺三菱製薬 32.4円 先発 

アスタットクリーム1%(ラノコナゾール) マルホ 34.0円

 

どうですか? ラミシールクリームが特に安いわけでもない事が分かります。

むしろ、ラミシールは先発品なので32.4円と比較的高価です。

そして、テルビナフィン塩酸塩クリーム1%「F」(富士製薬)と「トーワ」(東和薬品)はジェネリックのためいずれも20.2円ですが、薬効成分と量は全く同じです。

 

(ご参考)先発品と後発品(ジェネリック)について

 

新薬を開発するには、膨大な資金と時間を要します。いくつもの試験を経て有効性が認められると、保険が効く薬価収載薬となります。

この開発までの資金と時間を担保するため、2年間は開発したメーカーが先発品メーカーとして独占的に販売が許されています。

しかし、この期限が過ぎると他の薬品メーカーが同成分の薬を発売することが認められます。

これを後発品=ジェネリックと呼びますが、後発品メーカーは先発品を分析して真似るだけなので、それほど資金も時間もかかりません。

このような背景で先発品とジェネリックでは大きな薬価差が生まれます。

 

ドラッグストアでの抗真菌薬の価格

 

この試算で挙げたラミシールクリームは、ドラッグストアで価格調査すると、

「ラミシールクリームプラスAT(10g)」が税込み1,058円、

「ラミシールクリームプラス(10g)」が税込み1,922円でした。

単価で一番安かったのは「ダマリンL(20g)」が税込み1,058円、一番高価だったのは「ピロエースEX(15g)」で税込み2,030円でした。

 

保険診療とドラッグストアの価格比較

 

上記のように医療機関・保険薬局から薬をもらった場合は、

初診の場合; 医療期機関の窓口負担1,970円+保険薬局の窓口負担420=2,300

再診の場合; 医療期機関の窓口負担590円+保険薬局の窓口負担420=1,010

計:3310円(薬は初診と再診で計2本購入)

 

ドラッグストアで2本の薬を購入すると、一番安い薬で一本1,058円×2で2,116円となります。

ドラッグストアで最安値の商品を購入すれば、ドラッグストアのほうが安いですが、一回診察を受ける際に「処方してもらう薬の量」を増やしてもらえば、処方箋による購入のほうが圧倒的に安くなります。

医師の処方箋には1回の処方で出せる量が決まっている(例えば湿布薬は1回の処方につき上限70)ものもありますが、抗真菌薬は常識的な範囲ならば特に制約はありません。要するに医師の匙加減なのです。

ですから、医師が必要と思えば、あるいは皆さんが「少し多めに出してもらえませんか」とお願いすれば、2本以上もらうのはそんなに難しい事ではありません。

1本増えても窓口負担は10円しか増えないので、4本もらうとすると3330円となり、ドラッグストアで4本購入したときにかかる4232円と比較し、大幅に安くなります。

 

水虫の治癒にはどれくらいの期間を要するのか

 

さて、診療費やお薬の値段の事は大体分かりました。では、いったいいつまで薬を塗り続けなくてはならないのでしょうか。

日本皮膚科学会の「皮膚真菌症診断・治療ガイドライン」によれば

「皮膚の角層に真菌が寄生している場合、治療の原則は外用抗真菌薬で、約2 週間の外用で治癒することが多い。しかし、足白癬では角層が厚いため、治療期間が短かったり、外用薬の塗り残しのため、再発することが多い。そのため、足白癬では4 週間以上の外用が必要で、自覚症状がない部位も含め、足底から趾間にかけて塗り残しなく外用することが大切である」(日本内科学会雑誌106 4 )

とあります。

やはり、長期戦になるのは覚悟しなければならないようです。

しかし、医療機関にかかるというのは、待ち時間など面倒な部分があるのも事実です。

実は、ドラッグストアで購入したラミシールも確定申告が可能です。

また、薬剤代だけでなく、そのドラッグストアに行き来した公共交通機関の運賃も領収書なしで確定申告(医療費控除)できます。

どうしても受診している時間がない時などは、ドラッグストアで同成分の薬剤を購入し、レシートをしっかり保管しておきましょう。

 

まとめ

 

如何でしたでしょうか。

ちなみに、病院にいけばそもそも、本当に水虫に感染しているのか、すぐにわかります。

水虫だと思って水虫ではないケースも2割程度あるようです。

病院に行く時間がある人は、できれば病院にかかるのが一番の近道です。

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